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プロポリスとピロリ菌

ピロリ菌は大変恐い細菌として知られています。といいますのも、ピロリ菌を保有している人はそうでない人と比較して3倍も胃がんになりやすいということが分かっているからです。

普通、胃の中というのは強酸性に保たれていますから、細菌が繁殖するということはありません。しかし、ピロリ菌の場合にはその表面にウレアーゼという酵素を付着させているために、胃酸による殺菌を免れて胃の中でも自由に活動ができるというのです。そうしたピロリ菌は胃炎や胃潰瘍・十二指腸潰瘍などを引き起こす原因となり、最悪の場合にはがんになっていくことすらあるのです。

こうしたピロリ菌を殺菌するためには、抗生物質や酵素活性阻害薬を長期間使用するということが普通行われています。しかし、こうした薬を使用してしまうと、良い細菌まで死滅させてしまうという弊害もあります。

そこで役立つのがプロポリスです。プロポリスには高い抗菌作用がありますし、更にピロリ菌を守っているウレアーゼの働きを阻害することで、ピロリ菌を殺菌していくことが可能ということが分かっています。しかも抗炎症作用もありますから、炎症や潰瘍になってしまっている患部をしっかりと治癒することも可能になっています。

プロポリスは天然の抗生物質と呼ばれるほどその抗菌作用などに優れている食品ですから、薬のような副作用も無く安心して取り入れることができます。しかもピロリ菌に対しては薬にも勝るほどの効果を発揮することが研究結果によって分かっていますから、ぜひとも積極的に利用していきたいものです。

もしも治療の一環としてプロポリスを利用したいという場合には、まずは医師に相談することが大切です。現在使用している薬などとの相性も考えなければいけないからです。

また、プロポリスを使用することになった場合には、品質の良いものを選ぶことも大切です。同じプロポリスとはいっても商品によってその品質は様々で、それによって体内での働きも違ってきてしまうからです。

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