プロポリスはミツバチの作り出すものですが、私たちが利用できる形にするためには、源塊と呼ばれるかたまりからその成分を抽出しなければいけません。
プロポリスの成分は実はそのほとんどがフラボノイドなどの水に溶けない成分です。水に溶けてしまう成分でできていると雨の日にハチの巣は大変なことになってしまいますから、当然といえば当然のことです。
ではそんなプロポリスの成分はどのような方法で抽出できるのかというと、その代表的なものがアルコールによる抽出です。アルコールによる抽出はプロポリスの抽出方法の中でも最もポピュラーなもので、しかも様々な優れた特徴を持っています。
最も優れているのは雑菌やカビの繁殖を防ぐということではないでしょうか。アルコールはご存知の通り非常に長い期間の保存に耐えることができるものです。そのため、古来から人類は様々なものをアルコールに浸すことで保存してきました。プロポリスの抽出もアルコールを使うと無添加で保存することが可能になりますから、防カビ剤などの添加物を余計に使用しなくても良くなります。
水による抽出を行うという方法も開発されてはいますが、その場合にはやはり腐敗などを防止するための添加物が必要になってきてしまいますから、なるべく自然に近い状態のプロポリスを取り入れたいと思った場合には適していないと言えるでしょう。
このように、プロポリスを取り入れようと思うと、アルコールとは切っても切り離せない関係にあることが分かります。
こう見てみると、プロポリスはアルコールだから運転前ですとか子供は飲むことができないのでは?と考えてしまう方もいるかもしれません。確かにアルコール抽出をしていますからアルコール成分はあるのですが、使用する目安量を参考に飲んでいる分には基本的にはいつ飲んでも構わないようです。ただし、アルコールに対する反応は個人差も大きいので、自分の様子をよく見ながら見極めることが必要でしょう。