プロポリスはそのままの形ではなかなか利用しづらいものです。もとの塊を粉末にした粉末プロポリスなども販売されていますが、そうでないものの場合には何らかの方法で抽出をしたものが利用されています。
プロポリスを抽出するためにはいくつかの方法があります。アルコール抽出法・水抽出法・ミセル化抽出法・アルコールと水の二段階抽出法・超臨海抽出法などがそうです。その他にも企業ごとに独自の抽出方法を持っているという場合もあるかもしれませんが、大体がこれらをベースにされていると考えると良いでしょう。
中でも最も多く行われていて昔から使われている方法がアルコール抽出法です。アルコールは人間にとって昔からとても身近なもので、様々なものをつけて保存するということがされてきました。つまり、アルコールは自然の保存料になるというわけです。そのため、アルコールを使って抽出したプロポリスは特別に添加物などを入れなくても長期間の保存が可能という利点があります。この利点のために、より自然な状態でプロポリスを取り入れることができるようになるというわけです。
もしも水抽出法でプロポリスを抽出した場合、そのプロポリスは長期保存のためには保存料を入れる必要が出てきてしまいます。また、プロポリスの成分の多くは脂溶性のものですから、水に溶け出さない成分も出てきてしまいます。そうしたことを考えると、やはりアルコール抽出法はその分優れていると言えるでしょう。
その他にも抽出法はありますが、どの方法にも言えることは利点も欠点も両方があるということです。それだけで万能という方法はありませんから、抽出方法による特徴の違いをよく見比べながら商品選びをした方が良いでしょう。
抽出方法などと言うととても難しく感じてしまうかもしれませんが、深く考えなくても商品の情報を見ていればどのような抽出方法が取られているかということは分かるはずです。その上でそれぞれの方法について知っていくことが大切です。